奪われ続ける児童の権利と認められない父親の権利

フジテレビ・秋元優里アナ(34)と生田竜聖アナ(29)の離婚が先月離婚成立していたという。

秋元アナの不倫の有責性についての報道が多くなっているが,別居と同時に引き離されてしまった父娘の権利についての報道は少ない。

生田アナは,秋元アナと勤務時間をずらし共同養育をしていたともされていたという。

しかし,不倫報道が報じられると,秋元アナは娘を連れて別居し,離婚係争となり,娘と父親は強制的に分断されてしまったという。

日本では,母親の連れ去りは100%の勝率と解説する家事弁護士が居る一方で,連れ戻した際は,警察に逮捕されるという警察と裁判所の運用がある為,親権獲得で不利になりそうな親が有利に親権を得る為に連れ去る事が多いという。

DV防止支援措置の居所秘匿には証拠も捜査も無く,一方的な申請で利用可能なため,不貞が突き止められそうになるとDVからの避難を装い子を奪い追跡を免れることが可能になっている。

警察や裁判所の「連れ去り見逃し,連れ戻しは違法」という運用と,行政の不当目的利用対策の全く欠落したDV支援措置の悪用により,ある日突然,生き別れにされる親子が量産されている。

不倫は立証不十分なら有責性は問われないが,子を連れ去られ,法的救済を求めて,配偶者の犯罪行為を刑事告訴すると,配偶者を犯罪者にしようとし婚姻破綻を招いた有責性として親権剥奪する裁判所の運用があるという。法的救済を求めると逆効果になり,成す術もなくなっているのが日本の親子の現状だ。


昨日,5月5日子どもの日にある映画が日本で初公開された。

「The Red Pill」という映画で,男性の権利も侵害されている事を考えることにより,バイアス無く男女平等社会についての理解を深めようという趣旨の映画だ。

この映画の上映会には,子どもを連れ去られ生き別れを強要されている多くの父親や母親が参加していたとのこと。日々,我が子に会えない事は辛いが,子どもの日は特に辛いという。

映画の中では,子どもを奪われた父親と子どもの映像も流れた。母親の強引な引き離しにより父子が被害に遭うのは日本だけでは無いことが解った。だからこそ女性の権利運動だけでは無く,同様に男性の権利運動も考えられるべきだという。

しかし,離婚や別居の際に親権獲得で母親が有利になる性差別があるのは日本だけでは無いが,日本以外では,協議合意無い偽計を用いた連れ去りは誘拐として厳しく罰せられるので突然の生き別れ強要というのは起き辛い。日本では,母親優遇以上に現状単独支配者が優遇されるので,母親が子どもと引き裂かれる被害も多い。

生田アナのように男性が家事育児を担うケースも増えてくる。父親と子どもの権利を認めずに女性の社会進出だけ拡大しようというのは辻褄が合わなくなる。

例え,性的役割分担が今後も継続する社会であっても,子どもには親と分離強要されない権利がある。日本も批准している児童の権利条約(9条)だ。

多くの子ども達が両親との愛着を確認できた子どもの日であるとともに,会えずに苦しんでいる親子達も居る。

一日も早く親子が引き裂かれない日本社会にしなければならないだろう。

Taro's blog 報道されづらい真実

何故,こんな酷い社会問題が解決されずにいるのだろう?という問題が日本には溢れている。 司法がもし法と正義を守る機関では無かったら? 深刻な社会問題を票読みから見て見ぬふりする政治家ばかりだったら? 大手報道が取り上げをタブー視する人権問題があったら? 市民を言論弾圧するスラップ訴訟が横行していたら? 今,市民の勇気をもった情報発信が求められている。 発信者 小島 太郎