風物詩にさせてはいけない子どもの自殺と連れ去り
この季節の風物詩には,月見団子,お彼岸のお墓詣り,子ども達の運動会,敬老の日の3世代の交流などが思いつく
歓迎できないものとしては台風の被害がある。
今年は豪雨や地震の被害が多く深刻な状況になっている。
そしてこの時期は,子ども達の自殺も多い時期だ。
内閣府の「平成27年度版自殺対策白書」で、18歳以下の子どもの自殺が一年のうちどの日に多いかを調べたところ、学校の長期休暇明け直後に子どもの自殺は増える傾向にあることがわかった。教員との不和やいじめなど、学校での様々な問題が自殺の原因になっていると考えられるのだ。(ヤフーニュース公開記事より)
子ども達が,「学校へ行きたくない」と苦しんでいたら,「行かなくてもいいんだ。逃げてもいいんだ。」という啓発や「ここにも居場所があるよ」という活動をされている方など,子ども達が悩み苦しみ死んでいくことを必死に食い止めようとするゲートキーパーも多い。
そして,この季節,統計にも取られず,被害者達がいくら死のうとも,存在を無視されている日本独自の人権問題がある。
「片親に因る子の拉致と親子引き離し強要」もこの季節に多く発生している。
夏休み中、そして夏休み明けに最も多い相談は「子どもの連れ去り」です。
帰省やお盆、そして夏季休暇のタイミングで妻が子どもを連れて実家に戻ったけれど、「いつまでも帰ってこない」。そんな悲痛な叫びを少なからず聞いてきました。
気づいた時には最後。電話は着信拒否、メールは受信拒否、LINEはブロックされ、実家の固定電話にかけても受話器を取るのは母親ばかりで妻に取り次いでくれない。実家を訪ねても義父に「これ以上、付きまとうと警察を呼ぶぞ!」と一喝されるというのが典型的なパターン。向こうの両親が協力者で、最初から計画された家出プランだということに遅ればせながら気付くのです。(講談社現代公開記事より)
親子の引き離しは,引き離された親だけの被害では無く,勿論,今までの生活や片親を突然奪われた子どもへの虐待であり,最も連れ去り被害の多い幼児は,愛着形成期でもあり,そのような時期に愛着対象を奪われ人格形成された子ども達の自死率は当然に高くなる。
しかし,学校のいじめ問題などと違い,行政や弁護士が,その対策に動くことは無く,むしろ加担する。
国際社会から幾ら非難を浴びようとも,子の連れ去り親子引き離し強要は日本の国策であり,沢山の利権者が潤っており,積極的に親子引き離しという児童虐待は促進され続けて居る。
既に夏休みや春休みの風物詩と言っても過言ではない。
「子どもの連れ去りは日本の文化」と言い切り海外メディアを驚かせた国会議員までいる。
裁判所などに法的救済をもとめようものなら,引き裂いた親子の絆や愛着関係を冒涜して楽しむ弁護士達のローハラスメントを受けることになり,同調して人権弾圧や児童虐待趣味,権力の濫用を楽しむ裁判官達により,被害親の自死率は高まり,片親を離婚ビジネスで奪われた子ども達のトラウマは深刻になってしまう。
言い掛かりや誹謗中傷で親子を引き裂く下劣な弁護士や裁判官,拉致を支援する行政や立法関係者が溢れる現在の日本社会で,子ども達を守る為に私達善良な市民は何ができるだろうか。
私が過去参加したプログラムで,なるべく多くの大人達に参加してもらいたいと思うものに「子どものための心理的応急処置-Psychological First Aid for Children 」がある。
本来は,紛争地や被災地などでの子どものケアを意識されたものであるけれど,いじめなどの不登校や連れ去りなどの被害児童にも有効なプログラムだと感じた。単なる座学ではなく,ロールプレイングを繰り返すトレーニングの要素が多く能書きでは無く身に着くプログラムだ。
今は身近に被害児童が居なくても,いざ直面した時に直ぐに発揮できるスキルを身に着けておくことはとても重要だと感じている。救命救急技能士資格なども同じだ。
子ども達に学校でのいじめがつらかったら「学校に行かなくてもいいいんだ。逃げていいんだ。」という発想と同じで,連れ去り被害親へも,子ども達の為に裁判所で諦めずに戦わなければ行けないなどと追い込み過ぎて無念で自死するよりは,「裁判所に行かなくてもいいんだ。茶番の出来レースから逃げてもいいんだ。」という発想が必要かもしれない。
不登校経験,離婚経験,再婚後の離婚・別居紛争経験,癌との闘病経験,網膜剥離には「今まで色んなものを見過ぎた」と治療をしなかった経験を持つ役者の樹木希林さんは,メディアから若者への自殺予防のメッセージの依頼を受け,報酬を受け取らずに下記のメッセージを届けた。
昔からの本を読むと およそ 同じことを言っている
自殺した魂は 生きていた時の 苦しみどころじゃ ないそうだ
本当かどうかは わからないけど
信用している
私は弱い人間だから
自分で命を絶つことだけは
やめようと 生きてきた
こんな姿になったって
おもしろいじゃない
KIKI KILIN 75才
(withnews公開記事より)
自殺大国日本は,どんなに加害者が増えようとも,それを上回るゲートキーパーや善良な市民が居る事を示さなければならないだろう。
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