止まらない虐待死と存在を否定されている親権剥奪された実親の無念

ニュースには,余りにもその現実を直視するのが辛いものがあり,情報を把握することが困難になるものもある。

「パパ、ママ、もうおねがい ゆるして ゆるしてください」 東京・目黒の虐待死女児、生前に悲痛な手紙

と報道された記事のことだ。*産経新聞ニュース公開記事より

子どもは実効支配親に従うしかない状況で,親は主従関係の権力に溺れ,彼(彼女)らの正義で子どもを躾と称した虐待で,死に至らせることもあり,実は「このような事件」は多発している。

「このような事件」と括弧付けしたのには理由がある。

父親と母親に因る虐待死と報道されるものの多くに,継父と実母に因る虐待死が占めているからだ。

こんな書き方をすると,継父を差別視し母親の再婚や恋愛の自由を否定するヘイトだと反応する社会事業者や社会学者,女性学者からお叱りを受けるかもしれない。

しかし,本ブログでも紹介している通り,日本では,毎日どこかである日突然片親に子どもが誘拐され,探すことも叶わず,拉致断絶の継続性を評価され親権を剥奪され,愛する我が子と生き別れにされている父親が多く,彼らがこのようなケースの事件報道を見た時の衝撃は,通常の親達とは比べ物にならない辛さであることは容易に想像できる。(同様のケースの母親達もいる)

監護権剥奪理由なく,子を連れ去られて離婚請求され離婚後単独親権制度の弊害により親権を奪われた父親達は,泣き寝入りする様子が無いと養育費支払い以外の関係を完全に断たれる事になっている。親子分離強要に泣き寝入りしない有責性という判例(=拉致司法に泣き寝入りしないと弾圧する判例)が多く発生しているからだ。

司法の弾圧趣味は,国民主権や法の下の平等があると自惚れている小市民らに,自由心証主義が濫用できる力の上下関係を思い知らせるもので,虐待殺害親の心理と通ずるものがある。


誘拐され断絶強要されるまで,子どもとの強い愛着関係があった父親(又は母親)は,無駄だと言われ続けても何とか子どもとの関係を取り戻そうと必死になるが,DVや虐待の立証が無くても気軽に居所秘匿できる拉致幇助立法の弊害により,どこでどうしているか知る事も叶わない。ようやく分離強要された子どもについて知らされた近況が,虐待死であったというケースも多数発生している。

「2歳で別れた娘の写真を繰り返し見つめては、記憶をなぞり、思いを寄せた。親権という高い壁に、再会を阻まれ続けた父親。娘は9歳で命を絶たれ、その成長の足跡に触れられたのは、不慮の死から約1年が経ってからだった。」

朝日新聞公開記事より

「ちょうど、このニュースが流れている頃に私は我が子を連れ去られ断絶されている父親と話をしていました。その父親は自分の息子と同じ歳の男の子が虐待で死亡したニュースを自宅で見たそうです。」

BLOGOS 明智カイト氏(NPO法人 市民アドボカシー連盟代表理事)公開記事より

このように,誘拐され生き別れ強要される親子の問題が放置されている日本において,引き離された実父達が,継父と実母による虐待死の報道をみれば,いても立っても居られない精神状態になり,「継父の虐待殺人を父親と報道しないでくれ」と願うのは当然だろう。

しかし,このように不当に親権を剥奪された親が居る問題には,日本の政治家や人権団体,社会学者,法学者,報道,著名人達は興味を示さない。

危険な親が多く,子ども達を守る為に親権停止要件を緩和すべく制度が必要だという世論喚起をしていく。

不当に親権剥奪され,子どもの様子がわからない親達にしてみれば,恐怖を覚える風潮だろう。

一人親支援や里親仲介の事業者などが,その世論喚起に加わわり,事業者が活用できる予算の為の立法に,児童の死までが活用されてしまう。

事業者らは,結愛ちゃんのような悲劇を無くす為には特別養子縁組の推進が必要だと主張する。

逆に,故無く子どもと分離強要された実親達が,児童虐待死防止の為に先ず引き離された親達を活用して欲しいと訴えると,事業者達は「児童の死を自分達の主張に活用する卑劣な親達」と誹謗し出す始末だ。

日本独自の連れ去り断絶問題も,面会交流支援事業や一人親支援事業,民間DVシェルターなどの予算(市場)が無ければ,当事者達だけの問題で,大掛かりなロビーは行われなかっただろう。

(女性の拉致被害者も居るが)女性が子どもを私物化できる権利,女性が配偶者を裏切り,養育費名目だけの存在にして再度恋愛を何度も楽しむ権利に不利な事実は,日本の社会学者,女性学者,ジェンダー学者は認めない傾向を感じている。社会起業家などの名目で有識者会議に入り込む団体にも同じ傾向を感じている。

そして,大学教授の発信内容を裁判官らは「学説」と評価して,親子引き離し正当化の根拠とすることができる。

ステップファミリーでいくら児童殺害が起きても危険視する「学説」は生じないが

分離強要させ精神的に追い詰めた面会交流で心中が起きれば親子の再会は危険であり児童虐待であるとする「学説」が発生する。


政治家も司法関係者も拉致断絶問題について問われると「デリケートな問題」と返答すれば他人事で済むことが,日本では,ほぼマニュアル化されている。

「EU加盟国を代表してブルガリア のコストフ大使,フランスのピック大使,イタリアのモリーニ公使が来省。子の面会交流や引渡しの問題につき関係当局間の対話を求める共同書簡を受領。子の利益への配慮を要するデリケートな問題」

上川陽子法務大臣ツイッターより

「親権を得るためには手段を選ばない夫婦の攻防って,やっぱりデリケートじゃないですか?」
「面会交流を認めすぎてる最近の家庭裁判所は児童虐待だって「学説」があるの,ご存知ですか?」

匿名裁判官のブログより
*「かけ出し裁判官」というプロフィールでブログや小説の出版をし,13年以上が経過している方のもの。

児童虐待はあってはならない。

ステップファミリーを差別視してはいけない。

DV避難を軽視してはいけない。

しかし,子を拉致断絶され,居所秘匿された親達を,説明も立証無く,虐待やDVが有ったかのように差別視してはならないし

不貞隠しの為に,居所秘匿措置が悪用され保証されている問題の存在も見て見ぬふりをしてはならないし

児童の安全の為に親権停止要件の緩和や社会子育ての予算化を論じる前に,不当に親子分離強要し,親権剥奪されている親達が居る問題を見て見ぬふりをしてはならないだろう。


結愛ちゃんを殺害した継父は「勉強しろと言ったが、寝ていたので暴行した」との発言をしている。

結愛ちゃんは「パパ、ママいらん」「前のパパが良かった」と発言していた。

結愛ちゃんと引き離されていた実父は「天国に行って娘に謝罪したい」と発言した。

結愛ちゃんの「パパ、ママいらん。前のパパが良かった」というSOSを知る事が出来なかった実父は,「天国に行って娘に謝罪したい」と言っていることから自死する可能性が高い。

大人の男性の自死は問題とされないことが多いが,親子分離強要させられ,司法行政立法に阻まれ,助け出せなかった無念で自死していく父親達の命が軽視されて良い筈が無い。

「お為ごかし」では無い社会倫理が必要だ。



【参考レポート】リンク先PDFレポート10頁目参照

児童殺害の加害者属性

実母 76%

実父 17%

継父+内縁夫 7%

* 法務省;犯罪白書 H23 年度版~平成 27 年度版(5 年計)

児童虐待の加害者属性

実母 57%

実父 29%

継父 6%

継母 1%

その他 7%

*平成 24 年度 児童相談所における 児童虐待相談対応件数の内訳(虐待者別)


参考意見及び関連ニュース

#こどものいのちはこどものもの #こどものいのちは実効支配親のものじゃない


Taro's blog 報道されづらい真実

何故,こんな酷い社会問題が解決されずにいるのだろう?という問題が日本には溢れている。 司法がもし法と正義を守る機関では無かったら? 深刻な社会問題を票読みから見て見ぬふりする政治家ばかりだったら? 大手報道が取り上げをタブー視する人権問題があったら? 今,市民の情報発信が求められている。 発信者 小島 太郎