人権弾圧により奪われ続ける報われない命
子どもを連れ去られた父親が飛び降り自殺をしたという知らせが届いた。
嫌な予感はしていた。
未だ続きそうな予感がしている。
存在を否定されているかのような日本国内の拉致問題の被害親達が自死することは珍しい事では無い。
子の連れ去られ断絶被害者の自死は,クリスマスや年末年始,父の日が多いが,目黒の虐待死事件で,「前のパパがいい」という報道も,子を連れ去られたまま何処でどうしているかもわからなくされている親達には堪えていると感じている。
「子どもを連れ去られたと言っている親達は危険だ」と差別喚起する社会起業家や人権派弁護士,政治家が,目黒の虐待死事件の対策として,引き離された実父には触れずに,親権停止要件の緩和や特別養子縁組などの社会子育て予算化に流れ,世論の同調意見が多い事も,絶望感を増している事だろう。
子の連れ去り問題に詳しい臨床心理士の石垣氏によると,子の連れ去り被害親達にトラウマや抑うつ,希死念慮が確認できる傾向があるとのことだ。
日本が自殺大国であることは,ある程度報道され認知されていて,女性や子ども,LGBTなど国連や男女共同参画が「弱者」と定義している属性については関心が高い傾向を感じている。
しかし,日本の自死率と離婚の相関が高いこと,離婚男性の自死率が突出して高いことについては,取沙汰されることも対策が予算化されることも無く,見殺しが続いている。
元厚労省化学物質対策課 化学物質国際動向分析官 柳川行雄氏のレポートでは次のように ,解説されている。
「男性の自殺者数は,離婚件数と強い相関があるが,一方女性は,ほとんど相関は無いことが分かる。ただし,このことは,これまでも多くの識者によって指摘されており,私が発見したというようなことではない。」
弱者と定義されていないので,いくら統計資料が明かにしていても,見殺しにされているのだ。
日本の自死率の高さと離婚弁護士らの「連れ去り断絶に因る破綻請負」が無関係とは思えない。
生きづらさ,無念,誹謗中傷書面への対応ストレスに因る脳の損傷など様々な理由が自殺に繋がっているのだろう。
子の連れ去りの社会問題の認知活動をしていると,連れ去り利権者達や立法不作為を維持したい立法関係者に「DV軽視」とか「女性差別主義者」と誹謗中傷されることが多い。その都度,そのような方達を「追い詰め自殺軽視」や「引き離され親差別主義者」「子どもから親を奪う児童虐待推進者」と感じている。
子の連れ去り断絶という人権弾圧により引き起こされる自死は,国による間接的殺人であるとも感じている。
子どもに会いたくて,追い詰められ自死した方を,「命を粗末にした」とか「子どもにトラウマとなる記憶を与えた児童虐待」などと死者を冒涜する連れ去り利権者達の世論形成が予想されるが
連れ去られ親達の自死が,今後続きそうな予感が外れることを願うとともに
この問題の残酷さに真剣に向きあう人達が増える事を願い
無念で自死した方達のご冥福を祈っている。
子どもの連れ去り被害親の自死に言及した国会質問
第193回国会 法務委員会 第3号 松浪 健太
子を連れ去られた親が、特に男性の場合はDVの嫌疑をかけられて、屈辱のうちに、非常につらい思いをして自殺をされるというような例も、当時、朝日新聞の記者の方がそういう自殺をされたというのも、私がこの活動にかかわるきっかけだったわけであります。
第186回国会 質問第六九号 渡辺 喜美
多くの罪なき親子が裁判官らによる誤った判断によって、その関係を引き裂かれ、場合によっては自殺や虐待死に追い込まれているとの声が多数寄せられている。このような「子どもの連れ去り」による被害はもはや看過できない状況に達している
第185回国会(臨時会)質問第七二号 浜田 和幸
「寛容性の原則」に基づき、子が両方の親と定期的に会う環境を整備し、子が両方の親からの愛情を実感できる環境を確保することが「子の利益」に資するのであり、子にとっての勝ちなのであり、「継続性の原則」に基づき、一方の親を勝たせ、もう一方の親を負けさせ、親子を引き離し、引き離された親を自殺に追い込むことは、子にとっては負けであって、「子の利益を最も優先して考慮」した判断とは言えないと解するが、このような見解は誤っているか。誤っているという場合には、その理由を示されたい。
【質問】
裁判官らがかかる運用[「継続性の原則」の適用]を改めないため、
一方の親に奪われた子を取り戻そうと自力救済を図り
逮捕される親や親権・監護権を奪われる審判・判決を受け
自殺に追い込まれる親が数多くいると言われるが、
過去十年間で、子を取り戻そうとした親が逮捕された事件、
また、親権・監護権をめぐる裁判・調停に関連し
親が自殺に追い込まれた事件につき、
政府が把握している件数を明らかにされたい。
【回答】
お尋ねの件数については、いずれも、
政府として把握しておらず、お答えすることは困難である。
【再質問】
一 裁判官による、法律に何ら根拠のない
「継続性の原則」の適用により、
子との引き離しに遭った親が自殺をしたり、
逮捕される状況が続いている。
今年の十月だけで、子との引き離しに遭った親が
二人自殺したと聞いている。
こうした事実を政府は把握しているか。
また、引き離しに遭っている子が、
当該子の身柄を確保した親ないし同居する者らにより
虐待を受け死に至る事件が過去に何件も起きていると報道されているが、
こうした事実を政府は把握しているか。
二 質問主意書の質問二に対し、答弁書では、
「お尋ねの件数については、いずれも、政府として把握しておらず、
お答えすることは困難である」とあるが、
政府に把握しようとの意思はないのか、明らかにされたい。
三 前記について、把握しようとの意思がないというのであれば、
何ら罪もない親子が死に追い込まれているにもかかわらず、
なぜ、政府として把握しようともしないのか、理由を示されたい。
【回答】
一について
お尋ねの事実については、いずれも、政府として把握していない。
二及び三について
政府としては、お尋ねの件数を把握する必要はないと考えている。
【再々質問】
一 質問主意書の質問一に対し、答弁書では、
「政府として把握していない」とのことだが、
政府には把握しようとの意思はないのか、明らかにされたい。(略)
「継続性の原則」を利用して監護者を決定することにより、
引き離された親を自殺に追い込み、
あるいは引き離された子を虐待死に追い込んでいる裁判官の実務の運用は、
「子の利益」にかなっているとは言うことはできず、
早急に把握すべきと考えるが、政府の見解如何。
四 質問主意書の質問二について、
「お尋ねの件数を把握する必要はない」との答弁は、
裁判官により何ら罪のない親子が殺されているに等しい状況を
政府として容認するものと解するが、そのような理解でよいか。
【回答】
一 政府としては、お尋ねの事実を把握する必要はないと考えている。
四から十一まで (略)答弁を差し控えたい(略)
子どもの連れ去り被害親達の自死情報
昨日、またひとり、逝ってしまいました。
小学生のお子さんが二人。
彼(お父さん)は子どもに会いたいと言っていた。
絶対にダメだ。こんな離婚方法。
別居親当事者が亡くなったとの報せが。連休前金曜日。詳細はまだ不明だが、同居親側親族からの執拗な攻撃にさらされて絶望状態であったと言う。今年になってからだけでも私が聞いた悲報は9人目
彼が子ども思いの素敵なお父さんであることを、私は誰よりも知っています。
なぜ彼が子どもたちと会えない状況になるのでしょうか?
なぜ彼の子どもたちが、父親を自殺で失わなければならないのですか?
なぜ彼の両親が、息子に先立たれないといけないのですか?
なぜ彼が自殺をしなければならなかったのですか?
なぜ私たちは彼の家庭を救えなかったのでしょうか?
彼の訃報を知った2月8日の夜、
私はさめざめと泣き崩れました。
悔しさ、悲しさ、憤り、負の感情が一気にあふれました。
もう、かれは何も言えません。
子供をどれだけ愛していたか。
どれだけ耐え忍ぶ覚悟を固めていたか。
すべて、また一緒に笑いあえる日に戻るために。
連れ去り離婚
殺人といっしょだ。
彼は命がけで訴えた・・
負けたわけでも、苦しみから逃れる為でもなく
父親としての生き方を選んだ・・
彼は昼間、散髪に行き身を整え
礼服姿で自決しました。
最愛の息子は、32歳の働き盛りで自死しました。あることが原因で妻と不仲になり、息子が大切にしていた当時3歳の男児(私の孫)を元嫁が取り込んでしまい、引き離し状態となってしまいました。
親子引離しの男性当事者の方が自殺されました。
死にたいと何度も書かれ、自殺未遂を繰り返された方で、私のマイミクには知っている方が多いと思います。
今回も未遂に終わってほしいと思いましたが、本当に亡くなってしまわれ、悲しいとしか言いようがありません。
御冥福をお祈りいたします。
妻による子供の一方的な連れ去りにあった。しかも、冤罪DVを盾にして。その後、半年間もの間、子供と 逢うことができず、鬱や、人間不信になり、自殺行為に及ぶ。
友人が自殺をしました。
追い出し別居の上、子どもとの関係が断たれ辛さのあまりの自死です。
裁判所に申立てしても、『家庭裁判所は何もしてくれない』と嘆いていました。
また、徹底的に攻撃してきて親子の関係を断たせてしまう相手方弁護士を恨んでいました。
親しい知人は「昨年、まだ幼い娘さんが奥さんと一緒に出ていってしまった。とにかく娘さんに会えないのがつらくて、玄関に残った小さな長靴の写真をFacebookにアップしていて、かなりこたえた様子だった」と語る。
友人のテレビディレクターは冤罪DVで離婚し、子どもと引き離され、そして自殺……
https://t.co/JERDHuWiaJ
— 井上武史 Takeshi INOUE (@inotake77) September 17, 2018
2010年の記事ですが、日本人母によって日本に子を連れ去られたフランス人父が、子どもに会えず自死したという内容(2件)。やり玉に挙がっているのは、やはり日本の単独親権と警察・司法。日本は北朝鮮による拉致には敏感なのに、なぜ子の連れ去りには冷淡なのか、とも。
https://t.co/BtA2FPSSfN
— 井上武史 Takeshi INOUE (@inotake77) September 18, 2018
「日本でのフランス人父たちの悲劇」
2010年に東京と大阪で起こった、子を日本人母に連れ去られたフランス人父の自殺事件は、外交版ルモンドでも記事になっています。仏上院で問題になったのもこの頃です。日本は、年間13万人以上の子どもが父親を奪われる国であると。
追記:悲劇は続く
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